富山では、障がい者歯科に対応している歯科医院の数がまだ少なく、障がい者センターなどの二次医療機関を利用されている方も少なくありません。
当院の障がい者歯科では、おもに知的障がい、自閉スペクトラム症、ADHD、LD(学習障害)、脳性麻痺、てんかん、ダウン症、重度心身障がいなどの患者さまを診療しています。
治療はもちろん、口腔機能のトレーニングや定期検診、予防ケアまで幅広く対応いたします。
上記のような悩みがある方は、当院にご相談ください。富山県全域の皆さまに頼りにしていただけるよう、尽力いたします。
Feature1
当院の院長は、日本障害者歯科学会の認定医です。当院を開院する以前は、新潟大学医歯学総合病院にて小児歯科・障がい者歯科診療室 総括医長を務め、さまざまな症例を経験してまいりました。
これまでの診療の中で、障がいがあることで適切な歯科治療を受けられず、日常的な予防ケアも困難なご家庭に多く出会ってきました。そうした経験から、障がいのある方にも安心して通っていただける歯科医院をめざし、専門性を活かした診療を行っております。
Feature2
当院では、駐車場から個室の診療室、お手洗いまで、医院全体が車いすやバギー、ベビーカーをご利用のままで出入りできる完全バリアフリー設計となっております。
個室診療室には障がいをお持ちの方専用の診療台を設けています。身体が動いてしまう方のためのレストレーナーも完備し、車いすやバギーをご利用のまま治療を行うこともできます。
これまで歯科医院で治療を受けられなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。
Feature3
万が一の事態に備えて、AEDや人工呼吸器「バッグバルブマスク」、ICUでも使われているMASIMOの『Rad-97』という生体情報モニターなどをそろえています。
そのほかにも、全身疾患や障がいをお持ちの方に対して安全性の高い治療をご提供できるよう、酸素ボンベやパルスオキシメーター、血圧計を完備。全身の健康状態をモニタリングしながら、細心の注意を払って治療を進めてまいります。
当院では、スムーズに治療を進めるためのコミュニケーション方法にもこだわっています。
当院で実際に行なっているコミュニケーション方法の一例です。お一人お一人に合わせて、少しでもリラックスして治療を受けていただけるよう、真摯に向き合ってまいります。
TSD(Tell-show-do)法とは、「話す(Tell)」「見せる(Show)」「実際にやってみる(Do)」の3段階で治療に慣れてもらうコミュニケーション方法です。
まずは、治療内容をご説明します(Tell)。その上で、治療器具や口腔内写真をお見せして、治療への理解を深めます(Show)。徐々にリラックスしてきたところで、実際の治療に進みます(Do)。歯科治療に対する不安がある患者さまに対しては、いきなり治療を始めるのではなく、このTSD(Tell-show-do)法を用いて、段階的に治療を進めてまいります。
カウント法は、治療が終わるまでの時間や処置の回数を「数えて」知らせる方法です。
たとえば「あと10秒だけ頑張ってくださいね」などと、治療の全体像が見えるように時間を伝えることにより、不安が軽減する方もいらっしゃいます。
系統的脱感作法とは、恐怖や不安の対象に、ステップを踏んで少しずつ慣れていく方法です。
お子さまや恐怖感の強い患者さまに対しては、最初は診療台に座るところから始め、徐々に歯磨きのトレーニングや、器具に触れることで治療に慣れていただきます。口を開ける、口の中に触るなど、無理のない範囲で段階的に慣れていただきます。
小さな成功体験を積み重ねることによって、不安や抵抗感が徐々に和らいできます。
TEACCH法とは、自閉スペクトラム症(ASD)の方を支援するための方法論です。当院の障がい者歯科では、この考え方を応用し、患者さまとのコミュニケーションに活かしています。
TEACCHは「Treatment and Education of Autistic and related Communication-handicapped CHildren」の略で、「自閉症やそれに準ずるコミュニケーション課題を抱えるお子さまに向けたケアと教育」を目的としたプログラムです。
スケジュールを決めて治療の流れを「見える化」したり、イラストや画像で治療の手順を「予測可能」にしたりすることで、治療への不安を和らげます。